第32回世界連邦平和促進全国宗教者大阪大会 報告

第32回世界連邦平和促進全国宗教者大阪大会は、秋晴れに加え、庭園の紅葉も色づくあでやかな環境の中、念法真教総本山小倉山金剛寺にて催行されました。
拝殿礼拝堂にて、各宗教による世界平和の祈りが行われた後、昼食時間を利用して、拝殿回廊(万葉欄間)が公開されました。万葉集から題材をとった、色彩鮮やかな欄間を見る見学者からは感嘆の溜息が漏れていました。
午後は生物の多様性をテーマに、小川三夫氏による「木のいのち木のこころ」、進士五十八氏による「みんなちがってみんないいという考え方」という二つの基調講演が行われた後、微生物農法を進める愛善みずほ会の島本光久氏、念法真教教務総長で当会の常任理事でもある桶屋良祐師を加えた4名が、世界連邦日本宗教委員会会長田中恆清師のコーディネートによりパネルディスカッションを行いました。
大会宣言の採択後、直前に起こった北朝鮮の韓国への軍事攻撃に対して、世界平和を求める立場から厳重に抗議する緊急アピールを採択いたしました。大会宣言及び緊急アピールは、当会の可児光永理事長が起草委員長を務められました。
最後に、次回の世界連邦平和促進全国宗教者大会について、岡山県宗教者の会を主催者に、平成23年11月29日、岡山県で開催されることが発表され、同会の橋本明禅会長のごあいさつをいただき、閉会となりました。