夏季ごあいさつ(理事長 可児光永)

暑中お見舞い申し上げます。

アジサイを始め、ユリ、カンナなど夏の花々が美しく咲き始めました。
一方で異常気象でしょうか、梅雨前線の停滞に依って九州、四国、更には梅雨のないと言われる北海道で大雨による大変な被害が出ております。誠に心配な近年の気象状況であります。

皆様にはお変わりなく為法ご活躍の御事と拝察申し上げ、お喜び申し上げます。

5月12日から14日までバンコクのマハチュラロンコン大学と海軍ホールにおいて開催された第11回「国連ウェーサクの日祝賀式典および国際仏教徒会議」には叡南会長、秦常任理事、水谷事務総長をはじめとして、多くの本会の会員が参加し、タイ国の仏教指導者の皆さんと更に交流を深めることが出来ました。

タイ国の首都バンコクでは、団員が帰国して間もなく、新聞の報道によりますと政治的な大きな動きが発生したようであります。すべての行事が予定通り無事に執行されましたこと、佛天の加護と感謝いたしておりますし、ご参加の皆さんに厚く御礼申し上げます。

同時期に、私と、会員の川口圓玄師、岩本孝義氏の三名は世界連邦日本宗教委員会とその関連の日本国際文化協会が主催した、イスラエル・ヨルダンの宗教と文化、歴史を訪ねる旅に参加し、イスラエルでは叡南会長の旧知のキリスト教の指導者の紹介により、前テルアビブのチーフラビのイスラエル・ラオ師と面談する機会を得、師の考える平和についてお話を伺うことが出来ました。

帰国後すぐに中東では形が変わりながら更に戦争が起きました。
大変なとまどいがありますが、世界連邦運動の必要性を痛感すると共に、課せられた役割は大変大きく、重いものがあると感じております。

更に6月9日からは、叡南会長と会員の皆さんと、2泊3日の日程で、中華民国に入り、現地の多くの仏教指導者、仏教徒と親交を深めて参りました。
5月23日には役員総会に於いて本年度の活動方針をご了承いただきました。
神仏のご加護と導きをいただいて、世界連邦の実現と世界を非戦に導く運動の推進に、皆様と努めたく存じます。

皆様に一層のご指導をお願いし、また、皆様のご健勝をお祈りし、暑中お見舞いのご挨拶を申し上げます。

平成二十六年盛夏
理事長 可児光永