活動報告

本年平成29年(2017年)10月10日、国際情勢の勉強会を開催いたします。
講師として、石破茂前地方創生大臣をお招きすることとなりました。
講師のご依頼のため、国会議員会館にお伺いし、快諾頂いた時の写真です。

事務総長 水谷栄寛

インドの2017年日印友好交流記念事業として、2017年4月1日浅草公会堂をかわきりに全国各地でインド聖者シュリ・シュリ・ラビ・シャンカール師の講演が実施されました。
シュリ・シュリ師は2006年にノーベル平和賞にノミネートされ、コロンビア政府と革命武装組織FARCの間に入って交渉し、50年間続いた内戦を停戦に導いた事で大きな注目を集めました。
昨年はインド国の民間に与えられる勲章で最高位である「Padma Vidhushan」を受賞されました。
瞑想とヨガの叡智により世界平和の実現に尽力されております。
我々、世界連邦日本佛教徒協議会に今月4月1日浅草公会堂での講演会の招待状が届きました。
1982年にシュリ・シュリ師により設立された「アート オブ リビング」現在世界155ヶ国でボランティアを展開する組織です。
日本会長が当会常任理事ぺマ・ギャルボ師であり、彼のお力添えにより、招待の運びとなり、交流が実現致しました。
当日は自民党幹事長代行の下村博文議員、インド大使館の関係者、ミス日本代表など様々な方々が出席されておりました。
私達の会からは私と当会常任理事で天台宗宗機顧問 西郊良光大僧正の二名で出席を致しました。
講演の終了後、インド関係者より浅草寺様への訪問希望が有り、調整の結果4月5日の参拝となりました。
当日は関係者を含め、50名程の団体となりました。
初めに本堂内陣にて世界平和祈願の後、庭園を散策し、次回の再会を約束し散会となりました。
次回の訪問の際はぜひ高野山を参拝したいという要望があり、ご本山とご相談の上対象する旨お伝え致しました。
平成28年12月7日 ハワイ平和祈念使節団の様子です。


事務総長 水谷栄寛

タイのプミポン国王がお亡くなりになって僅かに週間も過ぎないうちにネパール・ルンビニーへの出張となり、タイにて乗り換えをしました。
タイ国は国王の死に対して正面から向き合っている事を感じました。
あらゆる所に国王の遺影が飾られており、飛行機を待つゲートにて一生懸命国王の遺影に向き合い、真剣にお祈りを捧げました。
先ずネパールのルンビニーに到着して、タイ国の寺院を訪れて、第一回目の正式な供養を行なう事が出来ました。
今回私がネパールを訪れた最大の目的はルンビニーの学生を高野山大学に留学させる為の準備に訪れました。
高野山大学の奥山教授にお力添えを戴き日本へ学生を送るお手伝いをして参りました。
ルンビニーと高野町との姉妹都市調印式にも立ち会う事ができ、とても光栄に思っております。
10月28日文化大臣にご挨拶をし、翌29日にバンコクへ向かいました。
30日にはチェンライに向かいワット・メングライを訪れ、お釈迦様の時代より継続されている草木染めを拝見して、その後本堂にて国王のご供養を行ないました。
こちらのお寺での染色の技法は一年のある一定の時期に実施され、今朝を染める事で洗濯と香り付けを行なっているわけです。
31日バンコクに戻り、私が宿泊するホテルの近くワット・プロンポンにて三回目の国王のご供養を致しました。
私が初めてタイ国を訪れてから25年以上の月日が流れました。
この度国王の死に対面し、いかに国民から国王が尊敬されなくてはならない存在であった事をと国民との強い絆を実感する事が出来ました。
同じ仏教国の日本ではどうでしょうか。
信教の自由と政教分離に阻まれて、とても不自然な関係が露呈されています。
何か宗教は見えない力で統率されている観もあります。
日本は民主主義の中、本来あるべき姿からかけ離れているように思えてなりません。
タイ国の国民の思いはとてもシンプルであり、ストレートです。
国を守るために憲法改正が叫ばれる中、終戦から71年の時間が流れました。
本当に戦争は起こるのでしょうか、もしそのような思想が高まったとして、今の日本の青年達は戦争に参加する人はごく僅かでしかなく、自衛隊に頼りきりになる事は明白です。
それではなぜ宗教のみ道徳教育にも取り入れられず、共通の宗教観を持てない事がとても疑問です。
世界の国々の中で唯一共通の宗教を持たない国は日本の他には独裁政権以外存在しないのです。
私が毎年現地時間12月7日に行われるパールハーバーの慰霊祭においても先ずはハワイの宗教者の祈りがあり、次にキリスト教の祈りへと続くのです。
その式典の中で日本の宗教に与えられた時間の中、担当となった代表により平和の祈りが捧げられます。
昨年も我々は一昨年同様に千鳥ヶ淵と靖国神社において慰霊祭を行いますが、決して危険な行動とは思いません。
私は昭和天皇が崩御の模様は記憶に鮮明に残っております。
この度のタイ国での国民の国王に対する自由な言動に対して私はとても羨ましく思われてなりません。
先日の三笠宮様の葬儀もマスコミにコントロールされた不自然さを感じました。
国民の信じる宗教で思いを届ける事が出来てこそ、本当の民主主義ではないでしょうか。
平成27年11月19日(木)産經新聞に、全国仏教者による戦没殉難者慰霊参拝の様子が掲載されました。
叡南覺範会長のコメントが掲載されています。
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